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2011年10月15日 (土)

ブラック企業とは/なぜブラック企業なのか

2009年に公開された映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』の公開をきっかけに、「ブラック企業」という言葉は広く知られるようになりました。元々はネットスラングだったのか定義が曖昧な言葉ですが、従業員に劣悪な環境や条件で働くことを強要する企業の総称という解釈が一般的でしょう。もう少し具体的にその特徴を挙げると

・サービス残業や休日出勤の強要(拒否できない社風)
・健康を損なうほどの長時間労働
・低賃金
・高い離職率
・社会保険に加入できない
・労働組合が機能していない
・自主退職に追い込むためのパワハラがある
・退職を決めた従業員への嫌がらせがある

などなど、細かいものを上がればキリがありませんが、従業員から搾取しめちゃくちゃにしてしまうのがブラック企業と言えるでしょう。
ブラック企業の実態や、万が一ブラック企業に入社してしまった際の対処法を詳しく知りたいという方は、NPO法人POSSE 今野晴貴・川村良平 著『ブラック企業に負けない』をお勧めします。また、NPO法人POSSEではブラック企業相談ホットラインという相談活動を行っています。もしブラック企業がらみで緊急に解決したい問題がある場合には、迷わず連絡してください。

さて、今回企画しているデモは「ブラック企業撲滅デモ」です。この不条理だらけの社会をよくする活動として、なぜ標的をブラック企業としたのか。それは、私が実際に働いてみて、その非情なまでの大変さを身をもって知ったからです。そして、人生における労働の意味を問い直す必要性を感じたからです。私が勤めているのは公立の中学校であり、地方公務員である私が民間企業に物申すというのは変な印象を受けるかもしれませんが、公務員も一般企業の職員も労働者という立場に違いはありません。私が活動を行う動機については、プロフィールを参照していただけると助かります。

人生において、働くという営みは生活の糧を得るために不可避なものです。誰しもが何らかの形で労働に関わっていることになりますが、その労働を通して心身を―場合によっては再帰不能になるほど―病み、時には命を落としてしまう。ここには大きな矛盾があります。生きるために必要な労働によって命を落とすことになる。これはあまりにもおかしいではないですか。また、私たちはただ生命の維持だけを存在の目的としているのではなく(何やら哲学的なことを語りだしたぞ・・・)労働の対価として得た富をどのように活用するかによって、人生を豊かにしていくものです。しかし、労働によりそういった余暇時間さえ奪われてしまっては、もはや何のために働き、何のために生きているのかわかりません。この科学技術の高度に発達した社会においても、日本という経済大国においても、奴隷と呼ぶにふさわしい生活を強いられている人が少なからず存在するという事実に、私は強い疑問を抱いています。

そして、私が最も疑問を感じるのは、そのような状況を人生の先輩方はなぜ放置してきたのかという点です。また別の記事でも述べたいと思いますが、どうやらこの国には独特の労働観・人権意識があるようなのです。それらは決して合理的と呼べるものではなく、私はこの活動を通じてそういったものにはっきりとNOを突きつけたいと思っているのです。ブラック企業への糾弾は、すなわちその存在を仕方のないものとして受け入れてしまう風潮へのテコ入れというわけです。

私と同じような疑問を抱いている人は少なからず存在すると信じています。今こそ団結するべき時です

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